正解は?「〇〇〇〇ハ」
最近オープンした、とある菓子店。とても流行っており、一度は、と思い並んで商品を購入した。
今風ではあるが、経木容器を使ったとても雰囲気の良いパッケージで好感が持てました。
しかし、何か違和感を持ちました。
フタに掛けられている、和紙の柄。青海波という波を模った古紋、しかし、下を向いてしまっている。本来ならばアーチ(弧)になった部分が上向くようになるのが正しい方向です。
知ってこの形になったのか?知らずになったのか?
いずれにしても、この柄の意味は、「規則正しい波=平穏、がいつまでも続きますように」という願いを込めたもの。
向きが違っては?せっかくの意味が台無しの気がしてしまうと思ってしまった。
硬い話ではありますが、こうして本来の意味や、文化、趣は、どんどん失われて行くものなのかと思えてしまうのです。
「文化」や「流行」などなどは、作り上げたり、進化していければいいのだろうけれども、
いま、オシャレで映(ば)える新しい、「モノ」「コト」「お店」「デザイン」などなどが、星の数ほど増えています。けれど、本来の意味だけは心のとどめて、深く追求(深化)し、新たに作り上げることが、本当の「進化」ではないかと思ってしまうのです。
こんな、硬いことを言ってばかりでは疎まれるだろうけれど、
この思いはわたしの「信念」で、
息の長いモノ・コトづくりには、絶対に必要だと思っているのです。
正解は、青海波(セイガイハ)でした!
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