お気に入りの箱(その1 中津川 すやさん)
私がこれまで、触れたパッケージで、一番といっていいお気に入りのものが、
中津川「すや」 栗きんとん の箱。
御存知、栗きんとんの元祖といわれる中津川「すや」。
お店のイメージ、背景、空気感、そこから感じられる「栗きんとんの箱」として衣装として「らしい」デザインが、素晴らしく私のお気に入りの(かなり上位)一つです。
これまで、何度も目にしたり、手にされたこともあられるだろうこの箱、私のようにベタボレし手元においておく人もいれば、多くの場合、食べ終わったら何気なくそのままゴミ箱へ行くと思います。それは、デザイン・雰囲気があまりに素敵で、どこの空間にも「馴染んで」邪魔をせず、空間の中の一つになっている。
けれど、手にした時にはほとんどの方が「すや」「栗きんとん」と認識できる雰囲気が、ずいぶん前から私は素晴らしと思って手元においている箱です。
〔箱の設計もしっかりとしている(3枚目写真)〕
もちろん、デザインだけではない。お店の歴史、お菓子の歴史、土地柄、風土、などすべての背景からくるものですが、なんだかこの箱が「ぜひ、こちら(お店)にお運びくださいませ」と手招きしている気配さえ感じるのです。
パッケージは『物言わぬ営業マン』だ、といってパッケージの重要性を感じてきた。
奥ゆかしく趣ある「すや」さんですが、「優秀な営業マン」が、多数お見えのようです。
(箱、一つでここまで語るのは、私は変わり者かも?)
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